遺言書は司法書士や行政書士など専門家に相談

2017-12-08

遺言書を書こうと考えだして、いざ書こうとなっても、何から始めたらいいのか、どういう風に書いたらいいのか分からないという方も多いと思います。
そのような方々におすすめしたいのが、司法書士や行政書士など専門家に相談することです。

・遺言書の書き方には決まりがある

遺言書の書き方は自由ではありません。民法で厳格にその方法が定められています。
何も調べずに遺言書を書いてしまうと、その遺言書が無効になってしまうこともあります。

しかし、自分で書き方を調べながら書くのは、いろいろな箇所で疑問や不安が沸き起こり、結構手間のかかることです。
司法書士や行政書士など専門家に相談すれば、遺言者の考えを正確に実現させるための書き方をお伝えすることができます。

 

・遺言書の文案作成もしてもらえる

自筆証書遺言書は遺言者自身が書かなければなりません。専門家に相談したとしても、それは変わりません。
しかし、専門家に文案を作成してもらうことはできます。
できた文案を一言一句書き写せば、問題なく遺言書を完成させることができます。

 

・遺言書の保管も依頼できる

遺言書が完成しても、保管場所をどうするかという問題が残っています。
受遺者(もらう人)に託しておくのが一番確実なのですが、自分が亡くなるまでは身内に見せたくないという場合、机の引き出しにしまっておく人もいるでしょうし、誰にもわからないような場所に保管しておく人も多いと思います。 
しかし、亡くなった後に遺言書が見つからない事態になってしまっては本末転倒です。
その様な場合に、第三者である司法書士や行政書士など専門家に、遺言書の保管を託すのも一つの方法です。
 

・遺言執行の依頼もできる!

特に受遺者が相続人以外の方の場合、遺言執行者を定めておかないと、本来の相続人の印鑑が必要になるなど面倒な手続きになってしまう場合もあります。
受遺者の方を遺言執行者にすることができますが、受遺者の方に手続きの負担をかけるのも申し訳ないという方もよくいらっしゃいます。
そのような場合、司法書士や行政書士など専門家に遺言執行まで依頼することもできます。
専門家であれば、遺言書の内容を確実に実現させられます。
 
 
遺言書を書くことは人生で何度もありませんので、詳しい知識を持っている方はほとんどいらっしゃいません。
その知識を持っていて、確実に遺言者の考えを実現できるのは、司法書士や行政書士などの専門家です。自分で調べるのは手間がかかる、面倒な手続きを全て任せたいという方は、ぜひご相談ください。