遺言作成にあたって司法書士に相談するメリット

2018-02-02

遺言は法律の専門家に頼まなければいけないという決まりはありません。

法律に定められたルール通りに書けば有効な遺言書を残すことができます。

そのため、ご自分で遺言書を書かれる方もいらっしゃいます。

しかし、それが思わぬ形でトラブルを引き起こしてしまうケースもあります。

そのため、今回は司法書士のような法律の専門家に依頼するメリットについてご紹介します。

■無効にならない遺言書が書ける

遺言書を書いても、法的に無効と判断されれば意味がありません。

そのため、司法書士など専門家に相談して遺言書を書くようにすれば、無効な遺言になってしまうリスクを避けることができます。

また、無効にならなくても正しい表現ができておらず複数の解釈が可能になると、後々トラブルを引き起こしてしまいます。

ご自分で書いた遺言書が本当に、望んでいる通りの結果を得られるのかプ司法書士など専門家に相談すれば正しい法的効果を生じる遺言文案を教えてもらえます。

■しっかりと遺言執行できる遺言書が書ける

遺言書は書くだけでなく、財産の相続手続きができていなければなりません。

法律手続きができてはじめて遺言書が意味をなします。

遺言執行がしっかりとできる内容の遺言書になっているか相談しておくことをおすすめします。

■遺言書作成の文案を作ってもらえる

司法書士など専門家に遺言書の相談をしても、自筆証書遺言を書くのはご自分です。

しかし、文案は司法書士など専門家が提案してくれます。その内容に納得がいけば、あとはご自分の手書きでそのまま転記すれば遺言書が完成します。

■色々な相談ができる

遺言書の作成だけでなく、他の法律問題や法的手続きも相談することができます。

例えば、不動産などの生前贈与や、認知症に備えて任意後見契約の締結、死後事務委任契約の依頼などです。

司法書士は遺言書の作成以外にも色々な日常生活の問題を取り扱っているため、日頃の疑問も相談できます。

 

司法書士など専門家は必要であれば遺言書の保管もしてくれます。

また、遺言書を書いた後でも、何か法律関連で困ったことがあれば相談に乗ってくれます。

ルール通りに記載されていない遺言書は意味を持たないため、相続人の間でトラブルを引き起こします。

そのため、費用はかかりますが、安全に法的効力のある遺言書を作成するためにも是非、司法書士など専門家に相談してみてください。